パインツートン集成材入荷  (学校教材木材・中学技術科)

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学校教材の仕事を約30年間してきましたが、その都度ツートン・ゼブラの板の要望があります。この2色の板は、学校教材以外では見かけることもなく、学校教材専用といえると思います。しかし、メーカーには、なかなか手ごわい商品です。
  当初は、赤い部分はミャンマーパイン、白部分はポプラで作り、かなりきれいな商品であったように記憶しています。それが、突然、ミャンマーの軍事政権が誕生し、アウンサン・スーチィー女史の自宅軟禁事件等があり、各国の経済制裁が始まり、ミャンマーパインの入荷は全く予定が立たなくなりました。そのため、 急遽赤い部分をラワン材に変更しましたが、色のコントラストが出ず、ツートンにはならなく、途中で中止しました。次に、見つけたのが、上海でヨーロッパ向 けに作っていた染色木材でした。ポプラを薄くスライスし、染料につけて着色し、さらに積層して集成材を作り、建材としてヨーロッパに輸出している製品でし た。これは現在まで続いています。ただし、この頃白い部分をずっとポプラで続けていたのですが、このポプラの価格が急上昇し、入手が困難になってきまし た。元来、ポプラの樹は、15~20年でかなりの大木になり(中央部分は空洞になります)、雨の少ない乾燥地でも早く生育します。ただ、用途は限られ、日本ではマッチの木部に主に使用されて来ました。そのポプラも集成材にすることで、品不足となり、入手も困難になりました。現在では、白い部分は、パインの 集成材で作っています。ただし、この商品は、作ってくれる工場はなく、自社工場で少しずつ作っているのが現状で、出来ただけ日本に運んで細々続けています。